FAVOR OF MY FRIENDS
非常にテンションの高いライブアルバムで、しかもすべての曲がかっこいい。個人的には、スローなT-4(サブタイトルのセンスには?ですが)、スピード感溢れるT-5、ラテン系のT-6が好きです。こんな言い方をするとご本人に怒られてしまいそうですが、隠れた名盤だと思います。須藤さんファンは必聴でしょう。
劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムグランプリン オーロラ谷の奇跡 リボンちゃん危機一髪! [DVD]
まさかこんなところで泣かされるなんて。
まさかハムハム言ってるハムスターに、心臓を握られるなんて。
両足を肩幅に開き、腰を落とし、正拳を一発。
そういう作品でした。
出崎統監督の代表作といっても良いのではないか。
そう感じるほど、温度、密度、完成度、すべてが高い作品です。
53分と短いアニメーションですが、見応えは十分あり、観賞後の満足度は非常に高い。
そう感じるのは場面の「飛ばし」が見事なほど決まっているからで、見せたい場面、意味のある場面だけを数珠繋ぎにしたような印象。
ただ何も考えずそうすると、プロモビデオのような、断片の羅列になるだけです。
それをテンポの良い気持ちの良いつなぎとして的確にやってのけたスタッフの努力と力量。
にじみ出る、子供に伝えようとする楽しさと善意、強い心。
技術と意志が、奇跡のように調和されています。
底抜けに明るいムードの中で、みんながみんな楽しそうに、でもばかばかしい訳じゃない。
一生懸命な子供を優しく見守るような、それでいて、瞬間瞬間に教え諭されるような。
理屈ではない、感覚や感触でつながれたシーンの数々。
いったいどのようにして、あの一瞬を予期し、設計し、作り上げたのか!
自分は夕日に飛び出すシーンに、やられました。
そんなに意味深いシーンではない。
複線もなく、ただ、眼前に唐突に展開されたシーン。
それなのに、魂がふるえた。
人生の謎の一片が、言葉ではなく解けた気がした。
なによりあの一瞬、ハム太郎と一身になりました。
ハムクックは、言わずもがな宝島のエイハブ船長を連想させ。
魂として、これは「ガンバVS宝島」だと思うのです。
我が人生のマスターピースに出会えたことを感謝します。
制作に関わった皆さん、本当にありがとうございます。
劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムハムージャ! 幻のプリンセス [DVD]
今BSでこの映画が放送されています。当時10歳だったころに劇場で見た時の記憶が蘇ってきます。 ラストの切なさは今見ても色褪せません。 そしてアニメーションの演出も出崎監督らしいものとなっていて成長した自分も思わず楽しんでしまいました。
劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムハムージャ! 幻のプリンセス [VHS]
当時3歳の娘と初めて一緒に見に行った映画です。
以後ハム太郎ファンになり、ハムちゃんズの名前も全部覚えました。
お姫様を悪から救うというストーリーはわかりやすく、
ハム太郎たちを応援したり、一緒に歌を歌ったり、一心同体状態で楽しんでいます。
ハム太郎がチューされてほあんとなるところなども面白いようです。
4歳過ぎてからは、あまり見なくなっちゃいました。
旬が短かったので星4つです。
In the air, In the water
メロディメーカーとして注目の村井秀清さんの初ソロアルバム。
NHK「世界ふれあい街歩き」挿入曲である『twinkle moments』『from the bell tower』の2曲は勿論、ほかの曲も、とにかくメロディが素晴らしい。
練りに練ったであろう美しいメロディが、本当にさりげなく散りばめられており、村井さんの才能には、驚くばかりです。
また、主役のピアノの音色は勿論のこと、ストリングスやホルン、ピアノトリオの音が素晴らしい。
“密度が濃い”というか、奥行きがあるというか。オーディオマニアも納得させる『豊かなサウンド』。
楽曲同様、音も、丁寧に時間をかけて作りこんだであろう、と伝わってきます。
『作曲家とピアニスト』両者を受け入れて、消化した、村井さんのオリジナリティ溢れる1枚です。
何度聴いても飽きることなく、聴くたびに幸福感に包まれ、癒されてます。
毎日を頑張って過ごしている、そんな貴女にお薦めします。